2011年12月28日

大学選手権2回戦・帝京戦の応援に行く

12月25日、大学選手権2回戦・帝京戦の応援に、DSNメンバーで秩父宮に駆けつけました。

行きの新幹線の中、たくさんのラグビー部OBを見かけました。
同志社陣が東京に集結しつつある空気を感じ、気持ちが高まっていきました。

まず、第一試合の早稲田-関東戦。
何かが違っていました。
早稲田のペースを徐々に狂わせていく関東の闘志むき出しのファイトと、それに引き出された会場一体の大声援。
早稲田が飲み込まれていくのを見ました。

関東勝利の「番狂わせ?」に狂気する関東ファンの背後から聞こえてきた、他会場・明治-筑波戦での筑波勝利のアナウンス。
会場は、さらにどよめきが広がります。
「何が起こるか分からない!」そんな雰囲気が会場に満ち始めました。

メンバーの一人が試合終了と同時にトイレに走り長蛇の列に並んでいるところに、電話で明治敗戦の報。
「え!明治負けたんですか!」と叫んだところ、小便器に並んだおっさん達十数人が、一斉に目をむきこちらを見たとのこと(笑)。
ここかしこで「何が起こるか分かりまへんな」、「もしやは起こり得ますね」などという声が飛び交っていました。

そんな中で第二試合、同志社-帝京戦が始まりました。
大東戦同様、見た感じ、選手たちは落ち着いていて、なんとなく「いけるかも」感が漂います。
応援する観客も、最初から「何が起こるか分からない」空気で戦況を見つめます。
同志社のディフェンスに帝京の勢いが削がれ、ロースコアの展開に会場の期待感がますます膨らんでいきます。
3-5で前半終了時には、「同志社〜!行けるぞ〜!」の掛け声が、「もしや」の雰囲気を、会場に押し広げ、そこへ天理-慶應戦の前半、たまたま一致した5-3というスコア。この日は秩父宮も瑞穂も「何か」が今にも飛びださんと出番を待っているような気がしました。

後半はPGによるシーゾーゲームになり、集中力を切らさず、執拗にタックルを繰り返します。
足元に1人が、もう1人が上半身へ、それでも倒れないのでさらに1人が・・・
とくに足元へタックルした選手は、片足一本になっても、スパイクで踏みちゃんこにされても離しません。
その様は、まるで巨神兵にしがみつく少年兵士のようでした。
その少年兵の切なさが、胸を打つのでしょうか。
宮島君がPGを決めるたびに、「同志社」になのか、「番狂わせ」になのか、秩父宮は同志社への応援が広がって行くようでした。
メインスタンドに近いライン際、同志社の選手が駆け上がると、観客が総立ちになって彼を追います。
go doshisha go!  go goshisha go! ・・・
いつもおとなしいと感じていた同志社の部員達の声が、ここぞと言うときに競技場全体に鳴り響き、高揚感が押し寄せてくるように感じました。

冷静にみると、スクラム、ブレイクダウン、FWのみならず同志社の攻撃を阻むBK陣の能力の高さ、すべてにおいて帝京が圧倒していましたので、よくぞこの点差に収まっているなということかもしれません。
前半の帝京は対抗戦の延長でゆったりしていて、スコアが競った後半はネジを締め直し本気できたものの、細かく反則を取られリズムに乗りきれなかったというのが第三者的な見方だろうと、あるメンバーの分析です。

確かに地力の差があり、最後の逆転はしかたがないと思いました。
むしろ、残り3分まで、帝京の力を逸らせ続けた直向なタックルと、スタッフ・コーチ陣の戦略の賜でしょう。
そして、早稲田を飲み込んだ秩父宮の観客席のうねり。
帝京もすんでのところで飲み込まれそうでした。
学生というものは最後の最後までわからない。
大学選手権というものはこういうものなのだと感じました。
そういえば、花園で京産大と大体大がそろって関東を撃破したときが同じような感じでした。

試合後、悔しくて泣く選手達を見ていて去りがたい思いでした。
横でもらい泣きするメンバーもいました。
こんな気持ち、大橋君達が瑞穂で慶應に敗れた時、前川君達が花園で筑波に敗れた時を思い出しました。

帰り際、マネージャーさんが声をかけてくれたのですが、目から涙がぽろぽろこぼれていました。
こちらは悔し涙ではないようでした。
きっと彼女はこの日のことを忘れないんだろうなあと思いました。
同志社に来てよかったと思ってくれたかなあと思いました。

大学選手権は学生達のものですね。
そのお裾分けに、いいものを見せていただいて、部員のみなさん、監督コーチ陣、すべての関係者のみなさんに感謝です。
そして、東京まで駆けつけた自分をちょっとほめてやろうかと思います。


詳しい分析等の観戦記はぜひDSNメンバーのブログをご覧ください。
http://d-support-network.net/



posted by DSN at 20:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
いい観戦記ですね。
私も京都から馳せ参じ、悔しさと満足感の大盛りに、いまだに余韻を持ち続けています。120%を出せた、今迄にない母校の戦いぶり、勝たせてあげたかったです。
今後もDSNよろしくお願いします。いつも楽しませていただいています。
Posted by 学館裏のデューク at 2011年12月30日 11:49
学館裏のデューク 様、コメントいただきありがとうございました。
コメント掲載が大変遅くなり申し訳ありません。
コメント掲載に承認が要ることに気付かず、先ほど管理画面をあれこれいじっていて、学館裏のデューク様のコメントを発見した次第です。
せっかくコメントを頂戴いたしましたのに、大変失礼なことをいたしました。
心からお詫び申し上げます。

帝京戦は今でも思い出されます。
秩父宮がホームのような錯覚におちいり、ファン冥利に尽きる時間を過ごさせ
ていただきました。
今年は厳しいシーズンになりそうですが、学生達の成長を信じて最後まで応援
していきたいと思います。
今後とも、DSNをよろしくお願い申し上げます。
Posted by DSNダイアリー担当 at 2012年10月10日 11:29
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/52552133
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック